グァバ

健葉に多くのポリフェノールを含んだ
中央アメリカが原産の常緑の潅木。

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グァバ葉の特徴

  1. ポリフェノールを高含有

    グァバ(和名: バンザクロ、学名:Psidium guajava L.)は中央アメリカが原産の常緑の潅木で、葉には多くのポリフェノールを含んでおります。ビゼンではこのグァバの葉からポリフェノールを抽出し粉末化することに成功しました。さらに抽出物からポリフェノールを濃縮することにも成功しており、それぞれ「グァバフェノン」、「グァバフェノンII」として提供しております。
    これらの製品にもグァバの葉と同じく、様々な生理活性を持つことが研究により解りました

    画像:グァバ葉 画像:ポリフェノール粉末

グァバ葉の期待される効果

  1. 効果1

    美肌

    図:紫外線照射部位の彩度の変化量 棒グラフ

    20歳から40歳までの女性30名を2群に分け、グァバフェノン600mg/日で8週間連続摂取し、中間の4週目に紫外線照射した部位の彩度の変化量を調べた。その結果、グァバフェノン摂取群は彩度が向上し肌質の改善効果が見られた。

    図:ニキビ・吹き出物(変化量)棒グラフ 図:ニキビ・吹き出物(変化量)棒グラフ
    図:化粧もち・顔(変化量) 図:化粧もち・顔(変化量)

    女性(20~40歳)によるグァバフェノン摂取(600mg/日、4週間)時の肌状態アンケート結果

    グァバフェノンの摂取により、
    肌色が鮮やかになる可能性と、
    ニキビ・吹き出物・化粧もち改善などの
    美肌効果が期待されます

  2. 効果2

    美白

    皮膚に紫外線を浴びたとき、皮膚のメラノ細胞ではチロシナーゼによってチロシンが分解され、メラニン合成を誘導します。

    図:皮膚に紫外線を浴びたときのメラニン合成の流れ
    図:チロシナーゼ阻害作用
    図:メラノーマ細胞のメラニン産生抑制作用
    図:UVB照射後の表皮dopa陽性細胞数に及ぼす影響

    モルモットの紫外線(UV-B)照射モデルにおいて、グァバフェノンを経口投与した結果、表皮のドーパ陽性細胞数を有意に低下させました。

    グァバフェノンの
    日焼け防止作用
    が示唆されました

  3. 効果3

    抗インフルエンザ

    図:インフルエンザウィルスの不活性化

    グァバフェノンⅡを50μg/mLの濃度でA型インフルエンザウイルス(H1N1)に作用させたときに、ウイルス感染細胞は検出限界以下になり、ウイルス感染阻害作用が確認されました。また、感染阻害作用には濃度依存性が認められました。
    グァバフェノンⅡのインフルエンザウイルス感染阻害作用はポジティブコントロールとして用いたエビガロカテキンガレート(EGCG)と同等以上でした。

    試験品濃度(ug/mL) ウイルス感染価 未添加との差※
    グァバフェノンⅡ 0 (未添加) 1.8×107
    9.9 6.1×102 4.5
    29.6 1.4×101 5.1
    50 <1.3×101 >6.2
    EGCG 50 1.7×101 6.0

    感染価単位:TCID50/mL
    検出限界値:1.3×101TCID50/mL
    ※グァバフェノン未添加に対する添加時のウイルス感染価対数減少値
    計算式=log10(グァバフェノン未添加のウイルス感染価÷添加時のウイルス感染価)

    ウイルス感染阻害作用が確認されました

  4. 効果4

    抗炎症

    図:シクロオキシゲナーゼ阻害効果

    関節炎や皮膚炎等の炎症はシクロオキシゲナーゼ(COX)により生じるプロスタグランジン(PG)によって引き起こされることが知られています。 当社の研究によりグァバフェノンIIがCOX-1およびCOX-2の酵素活性を阻害することを示しました。

    アジュバント関節炎モデルに対する抗炎症効果

    図:アジュバント関節炎(急性期)におけるグァバ葉ポリフェノールの抗炎症効果
    図:アジュバント関節炎(慢性期)におけるグァバ葉ポリフェノールの抗炎症効果

    ラットのアジュバント関節炎症モデルを用いて経口投与試験(陽性対象:ヒドロコルチゾン)
    を行った結果、グァバフェノンⅡを5日間100㎎/kg/day経口投与すると、急性期(5日後)と陽性期(18日後)の関節炎の浮腫を抑制する傾向が示されました。

    抗炎症効果があることが示唆されました

  5. 効果5

    抗アレルギー

    I型アレルギーの症状は、免疫細胞のTh1とTh2のバランスが崩れTh2が強く働きlgE交代が多量に生産され肥満細胞にとりつくことで肥満細胞が脱頼粒してヒスタミンを遊離し発生します。グァバフェノンは肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制することでアレルギーの諸症状を緩和することが出来ると考えられます。

    図:アレルギーの諸症状の緩和の流れ
    図:アトピー性皮膚炎モデルに対する抗アレルギー試験 図:アトピー性皮膚炎モデルに対する抗アレルギー試験

    グァバフェノン30日間経口投与したBALB/c系雌性マウスにモノクロナール抗ジニトロフェニル(DNP)-IgE抗体を尾静脈投与。1時間後、耳介にジニトロフェニルベンゼン(DNFB)を塗布し、その後の耳介厚を経時的に測定してアトピー性皮膚炎モデルにおけるグァバフェノンの影響を調べました。結果、グァバフェノンは耳介の腫れ上がりを有意に抑制しました。また、このモデルマウスは二峰性の皮膚反応を示したが、グァバフェノンは即時型、遅発型の双方の皮膚反応に対し抑制傾向を示しました。

    グァバフェノンは
    I型アレルギーの一つである
    アトピー性皮膚炎に有効
    であることが示唆されました

  6. その他の効能

    図:糖尿病ラットによる血糖値上昇抑制テスト

    アロキンサンで処理した糖尿病ラットに、グァバフェノン200㎎/㎏を連続経口投与しました。結果、血糖値低下作用が認められ、27日後その作用は有意となりました。なお、この試験でアドレナリンによる遊離脂肪酸の放出に対しても、抑制作用が認められ、インスリン様作用が示唆されました。

    図:ラット生体内における抗酸化作用

    ラットにグァバフェノンを経口摂取させ、生体内に吸収後の血漿抗酸化能を調べた結果、血漿中のコレステロールエステル過酸化物(CE-OOH)生成の抑制作用が確認されました。低分子ポリフェノールである(-)エピカテキンは、経口摂取後1時間で抗酸化能を示した一方で、タンニンなどの高分子ポリフェノールを多く含むグァバフェノンは、経口摂取後6時間で強い抗酸化能を示しました。

    これらの効能の他、抗糖尿病作用、
    抗酸化作用などが
    ビゼンの研究から明らかとなっております。
    詳しくお知りになられたい方は
    お気軽にお問い合わせください。

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