岡山大学に寄付講座を開設しました

当社は、2022年6月1日、国立大学法人岡山大学大学院環境生命科学研究科に寄付講座を開設しました。開設した講座は、食品機能微生物学講座で、同大学院の森田英利教授(動物機能開発講座教授と兼任)と下坂天洋特任講師(当社より出向)が教育・研究にあたります。当社は、機能性食品による健康増進と腸内微生物との関係を明らかにする研究推進のため同大学院への寄付を行いました。

 

■腸内微生物

ヒトの腸内には、約1,000種類、60兆個以上の細菌が生息しており、更に細菌以外の微生物を合せるとそれ以上の数に上ります。腸内微生物は、便通のみならず自律神経への影響やストレス軽減など健康に関わる様々な機能に関係していることが明らかにされつつあります。このように腸内微生物と健康には密接な関係があり、健康寿命を延ばすためにも、健康食品等による積極的な腸内環境のコントロールが重要であると考えられています。

 

■当社の製剤技術との融合

当社は、食品機能成分を消化器官の特定部位に届ける腸管内デリバリー錠剤"B-ReC"(ビーレック)技術を開発しました。この技術を用いることで積極的な腸内環境の改善を行うことが期待できます。この度開設された寄付講座で、腸内微生物と健康の関係が明らかになれば、B-ReC技術を用いた健康増進に繋がる商品開発が加速されます。

 

■寄付講座設置

2022年5月27日に同大学で行われた講座設置に向けた懇談において、同大学の槇野博史学長は、「健康寿命を延ばす上で食品や腸内微生物の機能は重要であり、寄付講座の研究に期待する」と抱負を述べられ、当社社長の清水富江は、「独創的な技術で健康に貢献する新たな価値を創造していきたい」と述べました。当社が大学に寄附講座を開設するのは今回が初めてになります。当該講座の開設期間は2年を予定しています。

 

(握手を交わす槇野学長と当社社長 清水)

 ・

IMG_2652